あなたはゆっくりお風呂に入ることすら不可能なのに、夫はのんきに連日の飲み会ともなると、悔しくて泣けてきますよね。
悲しくて、離婚という2文字すら頭に浮かんでしまう・・・。
それでは毎日辛くて、人生がもったいないです。
人生を楽しむために、平穏な心を取り戻しましょう。
そのためにあなたができることは何だと思いますか?
それは、あなたが変えられるものに集中することです。
あなたは、子育てに参加しない「夫」を変えようとしていませんか?だとしたら、これからもずっとイライラが続いてしまいます。夫は自分ではなく他人です。他人を変えることはできません。
変えられるのは、自分です。自分の考え方です。
自分の考え方を変えると、本文で説明している意外な気づきが得られます。その気づきによって、イライラをしずめることができます。そうすれば、穏やかな心が戻ってきます。
本文を読んであなたの穏やかな心を取り戻し、子どもとの毎日を楽しめるようになりましょう。
夫の子育て不参加に不満を感じるのはどんなとき
あなたが大変な育児をがんばっているのに、旦那はまるで無関心。
一人で孤独に育児と格闘しているようで、だんだん精神的にも追い詰められてきますね。
精神的に追い詰められてくるとどんどん冷静さを失って、いったい何にイライラしているのか分からなくなってきます。
ですから、あなたが感じているであろうイライラの原因を、私が代わりにリストアップしてみました。
自分の時間がない
子どもができると、自分の時間が少なくなります。
少なくなるというか、全くなくなると言ってもよいくらいです。
小さい赤ちゃんがいるうちは、授乳、おむつ替え、お風呂、着替えなどなど、休む暇もありません。授乳やおむつ替えは夜も続くので、夜になってもまともに眠れません。
はいはいしたり、歩いたりするようになると、少しの間さえ目を離すことができなくなります。そのうえ家事もしているので、自分の時間を作るなんて、夢の世界の話。 二人目、三人目ともなれば、状況は悪化するばかり。
「読書したり、テレビを見たり、雑誌を読んだり、ゆっくりお風呂につかったのなんて、最後にしたのはいつだろう・・・。」
人には自分の時間が必要です。だからこのように、自分の時間が取れないと、疲れるだけでなく、どうしてもイライラしてきてしまいます。
そのうえ夫は、やれ飲み会だ、やれジムだ、などと、好きなように自分の時間を謳歌しているとなると、イライラも頂点までつのり、やがて爆発してしまいます。
夫が、育児は母親がやって当たり前だと思っている
育児は母親がやるのが当たり前だと思っている夫。
これ、本当に頭にきますね。
母親であるあなたが、朝から晩まで子どもの世話に追われてヘトヘトでも、なんとも思っていない旦那。
ちょっとは手伝って、休ませてくれればいいのにね。
自分の時間がないと相談しても、「子どもが欲しかったんだから、子育てできてうれしいだろう?」とか言ってきたり。
子どもはもちろんかわいいけど、それと、育児負担を100%母親にさせるのとは話が別でしょ!と思いますね。
夜まともに寝られない
あなたの赤ちゃんは、朝まですやすや寝てくれますか?
寝てくれると答えたあなたは、ものすごくラッキーです。
普通は、赤ちゃんは夜中に何度も目を覚まして泣きますね。
その度に私だけ起きて、授乳したり、おむつを変えたり、泣き止むまで立ってずっと抱っこであやしたりするのは、あなただけではないですか?
旦那が、横でまるで何も聞こえないようにスヤスヤ寝ているのは本当に頭にきます。
あなただけがキャリアをあきらめた
子どもができると、どうしても今まで通り働くことは難しくなります。
仕事をやめたり、続けるとしても時短勤務が必要だったりします。
今まで仕事をがんばってきたのに、せっかく築いたキャリアを捨てるのは辛いことですよね。仕事をやめたママは、子どもと一緒にいられる幸せを感じてはいても、社会で活躍する他の女性を見て無力感に陥ることがあります。
仕事を辞めて専業主婦になったママだけでなく、仕事を続けたママも思い通りにできているわけではありません。子どもが風邪をひいたり、お迎えの時間を気にしたり、学校の行事があったりで、今までのように仕事だけに集中することは不可能です。
それなのに、パパはどうでしょう。
子供の世話は気にせず、パパだけはバリバリ仕事を続けることができます。
特に日本では、バリバリ働くパパは称賛されるのに、バリバリ働くママは批判される傾向があります。
「○○ちゃんはママは、いつも仕事でいそがしくて可哀そう」などと言われてしまいます。
なんでパパだけ自分の好きなようにできるのよ!?と不満に思ってしまいますね。
とにかく旦那の全てにイライラさせられる!
いったん夫にイライラし始めると、夫の全てにイライラしてきます。
すぐに口に出す「仕事で疲れているから。」。そしてソファにゴロン。
”仕事で疲れている”という言葉を、免罪符のように使ってきます。
仕事で疲れていれば、子どもの世話はしなくてもよいんですかね?私だって疲れてるんですけど!!と思ってしまいますね。
俺が養ってやっているという態度の夫はムカつきますね。
実際にそのように言う夫もいます。
もはや、モラハラの段階ですね。
口だけ出してくる夫も頭にきますね。
子育てというのは、誰もが手探りで行う、正解のない迷路のようなものです。
あなたも、分からないことだらけの中、あふれる情報に困惑しながらも試行錯誤して子育てをしているはずです。
ちょっと何かあればインターネットで検索したり、何冊もの育児本や情報誌を買ったりして。
それなのに、あなたの夫がたまたま見た子どもとの光景に対して、理想論だけを言ってくるとカチンときますね。
ごくたまーに、ちょっとの間だけ子どもを遊ばせてもらった時など。
「遊ばせてね」とお願いして、速攻で用事を済ませて、旦那と子どものところに戻ってきたら。
子どもはテレビを見ているし、旦那はスマホをいじっている!
公園に連れて行ってもらったら、勝手にアイスクリームやチョコレートを与えていたり・・・。
子どもを遊ばせるとはどういうことか分かっていないみたいですね。
お風呂に入れてもらったら、水びたしで裸のまま「洗ったよ~」とドヤ顔で子どもを渡してくる夫。
もちろん顔も洗っていないし、シャンプーもしていない。
このように、旦那に子供の世話を手伝ってもらったところで、なんの助けにもならないことが判明すると、どんどんイライラしてきますね。
穏やかな心を取り戻すための第一歩
一旦、一切の不満を置いておいて、幸せに集中してみよう
こんなにイライラしているあなたには難しいかもしれませんが、
一度、今ある幸せに意識を向けてみてください。
いきなり「幸せを感じよう!」と言っても、あなたの今の精神状態では絶対に無理ですね。
ですから、手軽に幸せを実感する考え方をご紹介しましょう。
まずは、夫が忙しいのはありがたい、と考えることです。
仕事が忙しいことを理由にして夫が育児に参加しないのは確かにイライラすることです。でも、夫が仕事で忙しいのは、実はありがたいことです。なんせ、仕事があるわけですから。
夫が仕事をしているからこそ、家計を支える収入が入ってくるのです。
それに、考えてみれば、会社で仕事をするのだって大変です。仕事をやめて専業主婦になった人は忘れがちですが、働くっていうのは大変なことです。仕事自体だけでなく、上司や同僚との人間関係や、満員の通勤電車など、辛い要素はたくさんあります。
共働き家庭であなたも兼業ママとして働いているとしても、メインの収入は夫という場合が多いのではないでしょうか?
そうだとしたらご主人は、一家を経済的に支えるという精神的なプレッシャーを背負っていることでしょう。
そして、子どもがいるという幸せを思い出しましょう。
この基本は育児に追われて大変だとどうしても忘れがちなのですが、子どもがいることはとても幸せなことです。
子どもが欲しくてたまらなくても、何年がんばっても、莫大な費用をつぎ込んでも、それでも子どもができない人たちだって沢山いるのです。
それでとっても辛い思いをしている女性もたくさんいます。
それに、あなたを一日中疲れさせているこの子が、もしも存在しなかったら。
そんなことは考えたくないというほど、すごくさみしいですよね。あなたの子どもは、かけがえのないあなたの生活の一部です。
親になれたことの幸せを、思い出しましょう。
気づいた幸せを夫に伝えよう
今ある幸せを実感できたら、次のポイントは、気づいた幸せについて、夫に伝えること。
いきなりそんなことを伝えるのは恥ずかしいかもしれませんが、やってみましょう。
「私、○○で幸せなの。」 という言葉は、あなただけでなく、必ずご主人も幸せにします。
言葉に出すことであなた自身も幸せを再認識するので、自分で言いながら、幸せで目がウルウルしてしまったりします。 嘘だと思ったら試してみてください。
そうは言っても、現実は辛いですよね。
では、夫への不満で爆発しそうな心をしずめるための、具体的な解決策に移りましょう。
夫への不満に爆発しそうでも心を平穏に保つには
他のパパと比べない
旦那さんが全く育児をしなくて、
どんなにイライラがつのったとしても絶対にやってはいけないこと。
それは、他のパパと比べること。
お友達のパパの育メンぶりを聞いたり、雑誌に出てくる芸能人パパの育メンぶりを読んだりすると、それと比較して自分の旦那のダメダメさに腹が立ってきます。
子どもの食事も準備できちゃうパパ、幼稚園や小学校の送り迎えに必ず来てくれるパパ、週末は一日中子どもとお出かけできるパパ、etc.、etc.、・・・。
「どうして○○ちゃんのパパはこんなにできるのに、うちの旦那にはできないの!?」
その不満も分かりますが、ちょっと考えてみてください。
子どもの食事の準備できるパパは、もしかしたらレトルトしか使っていないかもしれない。送り迎えしたり、一日中子どもと出かけられるパパは、会社をクビになったプー太郎パパなのかもしれない。
完璧に見えるようなパパでも、実際には、絶対に他の問題があるはずなのです。完璧な人なんていません。
特に、雑誌に出てくる育メン芸能人パパなんて、どこまで本当か分からないですよ。
ただの虚構かもしれないのです。虚構と比較するなんて間違っています。
でも、ただ一つ、比べてよいことを挙げましょう。
それは、あなたのご主人にはできて、他のパパにはできないことです。 それだけは、他のパパと比べてOKです。
むしろ、そんな点をどんどん見つけてあげてください。そして、「うちの旦那はできた夫だ」と大げさに喜んでみましょう。
パパは、あくまでもパパであると理解する
パパは、あくまでもパパ。
男性と女性では、そもそも得意分野が異なります。
我々女性には簡単にできることが、パパには難しいことがあるのです。教えてあげないと分からなかったりするのです。
女性である私たちは、他人が考えていることは、言われなくてもなんとなく分かりますね。
でも、男性はそうではありません。
言葉で言ってあげないと、他人が(特に女性が)何を考えているのか全く分からないという男性が多いです。
パパが子どもの世話を手伝わないのは、子どもの世話がイヤなわけではなく、私たちが何をしてほしいと思っているのか分からないだけということがよくあります。
そもそも、手伝いが必要であることすら知らなかったりします。
だから、言っても無駄と思う前に、「○○を手伝ってほしい」「私の代わりに○○をしてほしい」とはっきり言葉で伝えましょう。
旦那さんに手伝ってもらったことに対して、完璧をもとめてはいけません。
完璧を求めると、結局あなたがやり直したりして、「これならやってもらわないほうが良かった!」と余計にイライラしてしまいます。
まずは手伝ってくれたこと自体に感動しましょう。
例えば、子どもがお手伝いをしてくれた場合は、たとえ全然お手伝いになっていなかったとしても、やってくれたこと自体に感動がありますね。
それと同じです。しっかり「ありがとう」、それからおおげさに「助かったわ」。あとのことは目をつむって、そのまま流す。同じことを何度もお願いしてやってもらううちに、だんだんきちんとできるようになるはずです。
子育てと同時に、夫の教育も必要というわけです。
ここは、「夫育て」だと思って、言いたいことはぐっと我慢。ご主人の自発的な成長に期待しましょう。
どうしても改善しないときは、あくまでもさりげなく伝えましょう。
女性は話を聞いてほしい動物です。だから、ご主人にはあなたの話をちゃんと聞いてもらいましょう。
イライラがつのってしまっているあなたは、考えていることは「夫が何にもしてくれなくてムカつく!」ということしかないかもしれませんね。でも、落ち着いて。
夫にムカつくには理由がありますね。
そして、それは、夫が育児に参加してくれないからですよね。
では、それをご主人にきちんと説明しましょう。
なんとなく議論を避け続けていては、あなたが本当に感じていることを封印したまま時が過ぎていってしまいます。それではいつか必ず爆発してしまいます。
伝えるときは、議論をふっかけるのではなく、「あなたも仕事で疲れていて大変よね」と相手の苦労にも理解を示したうえで、「実は、わたしも子どもたちの世話や家事で疲れているの」と言うのが穏便で良いでしょう。
また、夫に対してイライラしているという表現ではなく、自分の時間がないからとか、育児が忙しすぎるからという表現にするのがいいですね。
上で説明したように、私たちがイライラしていることさえ、男性である夫は分かっていないことが多いです。だから、きちんと教えてあげることが必要です。
自分の感情をご主人に理解してもらって、「わたしもゆっくりお風呂に入りたい」などとリクエストしてみればきっと成功しますよ。
自分を守るために、外部の力も借りよう
キャパオーバーであなたが倒れたり、うつになったりする前に、外部の力を借りましょう。
実家や義理の親が遠くて頼れないとしても、今は家事代行などのサービスが一般的になってきています。
少し高いですが、そういったサービスにアウトソースしてできたあなたの時間や、あなたが得られる安らぎは、お金には代えがたい価値があります。
旦那が、「そんなものは余分な費用だ」と反対してきますか?
できれば、なんとか一度だけでも試してみることを提案してみましょう。
そして、そのサービスを利用したときに、とびきり良い効果が出たことを見せるのです。
家事代行のおかげでできた余裕でとっても機嫌の良いあなたを見せて、思いっきり優しくしてあげるのもよいでしょう。
きっと旦那さんも、その価値に気づいてくれますよ。
あなたも外へ出て仕事しよう
あなたが専業ママであれば、できることなら、あなたも社会へ出て仕事をしましょう。
「今ですら大変なのに、このうえ仕事まで!? 」と思うかもしれません。
でも、仕事をして少しでもお金を稼いだり、自分のキャリアを築いたりすることはあなたの自信となり、特に、「俺が養ってやってる」感を持っている旦那には、これが一番効きます。
こういうタイプの夫は、相手が卑屈になるとつけあがりますが、逆に、相手が自信を持ち始めると、今までとおりには振る舞えなくなります。
あなたが仕事をしてしっかり自信をつけることで、「私だって仕事をしているのだから、あなたも育児をして当然」という毅然とした態度に出ればいいのです。
ちなみに、お給料に差については初めは考えなくて大丈夫。まずは、少しずつでも、あなたがお金を稼ぎ始めることが肝心です。ゼロをイチにするのです。
夫と二人で出かける
日本の家庭では結婚して子どもができると、カップルというよりも、お父さんとお母さんになってしまう家庭が多いようですね。
お父さんとお母さんであることも真実ですし、良いことですが、たまには二人がカップルであることを再認識しましょう。
そのために、子ども抜きでデートに出かけるのがおすすめです。
世間では、子どもを預けて出かけたことで批判される風潮もありますが、それは日本社会が変だからです。親であると言っても、夫婦です。二人で出かけるのは当然の権利です。
ママ友とでかける
たまに他のママと一緒に出かけるのは、良い息抜きになります。
子どもが幼稚園や習い事に行っている時間を利用するとよいですね。
ママ友と出かけると、ときには旦那の悪口大会になることもあるでしょう。そんなときは、あなたも遠慮せずに盛大に旦那の悪口を言ってしまいましょう。
人に話してみると、案外たいしたことではなかったな、と気づいて笑えてくることもあります。
それから、他のパパのさらなるダメっぷりに、「うちの旦那ってけっこうマシなほうじゃん」と気付くこともあります。そうなればしめたもの。あなたのご主人に感謝の気持ちが芽生えてくることもありますよ。
さいごに
育児のとんでもない忙しさが続くと、どうしてもイライラしてきてしまいますが、そのイライラを効果的に解消する方法は、できない旦那を変えることではないと分かっていただけたでしょうか?
いちばん手っ取り早いのは、自分を変えることです。
それと最後にもう一つ。
子どもを産み、育てるという選択をした以上、子育てで自分の時間が減るのは、ある程度仕方がないことだと思います。これからは、イライラの矛先を旦那さんに向けるだけではなく、二人で解決策を考えられるようになるとよいですね。
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